では、どうやって禁煙すればよいのでしょうか。
禁煙は確かに自力で行うこともできますが禁煙補助薬を用いれば、
より効果的に楽に禁煙を達成できます。
禁煙補助薬は病院で処方してもらうことができますが
薬局で購入できるものもあります。
また、病院の禁煙外来で受ける治療には
条件を満たせば保険が適用されます。
そして、もし禁煙中に我慢できずに
つい1本吸ってしまったとしても
再チャレンジすることが大切です。
繰り返しチャレンジすることにより、
最終的には禁煙できるようになることも多いのです。
吸いたい気持ちをそらせることが、禁煙には効果的です。また、喫煙者は喫煙が生活のリズムになっていて、習慣的につい吸ってしまうことも多いため、喫煙に結びつきやすい行動を避ける、喫煙の代わりになる行動をするなど、日常生活を工夫します。

禁煙補助薬を使うと、禁煙成功率が約2~3倍高まるだけでなく、離脱症状を抑えながら比較的楽に禁煙できます。現在使える禁煙補助薬には、ニコチン製剤とα4β2ニコチン受容体の部分作動薬であるバレニクリンがあります。
ニコチン製剤を使うニコチン代替療法は、禁煙時に出現するニコチン離脱症状に対して、ニコチンを薬剤の形で補給し、その症状を緩和しながら、まず心理・行動的依存(習慣)から抜け出し、次にニコチン補給量を調節しながら、ニコチン依存から離脱するというものです。ニコチン製剤では、ニコチンは喫煙時よりも少なく、ゆっくりと体内に入るため安全で、依存を生じることもほとんどありません。
ニコチン製剤には、ニコチンパッチとニコチンガムがあります。ニコチンパッチには医師により処方される医療用と薬局で販売されている一般用があり、ニコチンガムはすべて薬局で販売されています。副作用として、ニコチンパッチでは皮膚のかぶれやかゆみ、不眠など、ニコチンガムでは口の中やのどへの刺激感、吐き気、口内炎、おなかの不快感などが起こることがありますが、いずれも薬を中止すれば治まります。
一方、飲み薬であるバレニクリンは、脳にあるニコチン受容体に働きかけて、ニコチン製剤と同様に禁煙に伴う離脱症状や喫煙の切望感を少なくするとともに、服用中に再喫煙した場合に喫煙から得られる満足感を小さくします。現在のところ、バレニクリンは医療用のみで、服用するには医師の処方箋が必要です。副作用として、吐き気、頭痛、便秘、不眠、異夢、鼓腸などが起こることがありますが、服用する量を減らしたり、副作用を抑える薬を使うことで対処可能です。
いずれの禁煙補助薬も、すでにもっている病気や服用している薬剤などによって使えない場合があります。必ず、医師や薬剤師に相談してください。














